エニアグラム心理学の

歴史

紀元8世紀頃、イスラム教スーフィー派が社会のリーダー育成マニュアルとして活用したことが始まり。門外不出の「秘伝」とされ、優れた二人の弟子にのみ継承されていく。間違った教えを後世に伝えない為に、教えることができるのは一人だけ・・・
まさに、一子相伝である。

エニアグラム心理学の

現在

二十世紀初頭、グルジェフがパリを中心に広めていった。その後アメリカを中心に広まった。1970年代にスタンフォード大学MBAコースでの導入をきっかけにして、TOYOTA、SONY、Apple、Microsoft、IBMなど多くの企業内の人事やリーダーシップ研修に導入されている。

人間は九つのタイプの内一つをもって生を受ける

すべての人間の本質には、九つのタイプがあり、しかも各タイプの人間の数は均等であるという。カトリック司祭や神学者たちにが数年にわたって、約10万人の人々を検証。どのタイプにもあてはまらないと思われた被験者もワークを重ねることで、必ずひとつのタイプにたどり着くとされる。

九つのタイプ

自分のタイプを知る

タイプ ① ⇨ 完璧主義者
タイプ ② ⇨ 博愛主義者
タイプ ③ ⇨ 成果主義者
タイプ ④ ⇨ ロマン主義者
タイプ ⑤ ⇨ 合理主義者
タイプ ⑥ ⇨ 安全主義者
タイプ ⑦ ⇨ 楽天主義者
タイプ ⑧ ⇨ パワー主義者
タイプ ⑨ ⇨ 平和主義者

エニアグラム心理学の

活用

エニアグラム心理学は、占いや性格診断のように結果を知って終わりではありません。自分の特性を知ってからが、学びのスタートです。今の自分は良い状態か、悪い状態かを判断することで、自らを修正していきます。自身のパーソナリティ形成の教えとして活用してください。企業内で活用する場合、それぞれの特性を活かして、チーム配属や担当者をアサインします。最高のパフォーマンスを発揮することでしょう。その人の特性を無視したアサインは、効率が悪いだけでなく、お互いを不幸にするだけです。

エニアグラム心理学を

学ぶ上での心得

九つの異なるエネルギーのいずれを持ち合わせていても、長所（プラス面）と短所（マイナス面）を 同時に 持ち合わせていることを認めることです。エニアグラム心理学を学ぶことで、自分と相手の理解が進み、自分のパーソナリティが良い方向に形成されるていくことを実感することでしょう。大切な人との関係構築に有効な学びとなります。但し、気をつけなければいけないのは、相手の特性を決めつける発言はしないでください。関係性が悪化する場合があります。相手の特性は、自分の中に留めておきましょう。